東京圏の鉄道網の整備はさらに進むのでしょうか(上)

今年2015年は、首都圏に住んでいる方にとっては注目の年です。

国土交通省の交通政策審議会が、今後の鉄道網の整備に関して提言を出す予定だからです。

鉄道好きの方には常識とも言えるのですが、そうでない方にとっては、いきなりそんなこと言われても「なに?」って感じだと思います。

今回は、3回にわたって、首都圏の鉄道網の整備に関して紹介します。

交通政策審議会って?

いきなり、交通政策審議会と書きましたが、これは国土交通省に設置されている有識者の会議で、「国土交通大臣の諮問に応じて交通政策に関する重要事項についての調査審議等」をすることになっています。

端的に言うと、鉄道や道路の整備の方針を決めるということですね。

前身は運輸政策審議会

いま交通政策審議会と言いますが、その前身は運輸政策審議会でした。

この運輸政策審議会は、昭和45年から運輸省に設置され、日本の交通の発展に関わってきました。

その提言(答申)は、平成12年10月まで20本出されています。

運輸政策審議会の鉄道関係の主な提言(答申)

運輸政策審議会が鉄道関係で出した主な提言は、以下のとおりです。

  • 第7号答申 東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について(昭和60年)
  • 第10号答申 大阪圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について(平成元年)
  • 第18号答申 東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について(平成12年)
  • 第19号答申 中長期的な鉄道整備の基本方針及び鉄道整備の円滑化方策について(平成12年)

そして、平成12年に第20号答申 「21世紀初頭における総合的な交通政策の基本的方向について」を出し、その後、交通政策審議会に鞍替えしました。

鉄道部会

新しくなった交通政策審議会には、鉄道関係の事項を審議する鉄道部会が設置されています。

実質的には交通政策審議会の鉄道関係の議論は、この鉄道部会で取りまとめられます。

現在の鉄道部会の委員会は、以下の方々です。

委員
淺野 正一郎 情報・システム研究機構国立情報学研究所名誉教授
家田 仁 東京大学・政策研究大学院大学教授(部会長)
木場 弘子 キャスター、千葉大学客員教授
篠原 文也 政治解説者、ジャーナリスト
住野 敏彦 全日本交通運輸産業労働組合協議会議長
高橋 玲子 経済産業省産業技術環境局国際標準課工業標準専門職
竹内 健蔵 東京女子大学現代教養学部国際社会学科経済学専攻教授(部会長代理)
田中 里沙 (株)宣伝会議取締役編集室長
村木 美貴 千葉大学大学院工学研究科教授
屋井 鉄雄 東京工業大学大学院総合理工学研究科教授
矢ヶ崎 紀子 東洋大学国際地域学部国際観光学科准教授
臨時委員
岩倉 成志 芝浦工業大学工学部教授
岸井 隆幸 日本大学理工学部教授
須田 義大 東京大学生産技術研究所教授
富井 規雄 千葉工業大学情報科学部情報工学科教授
中村 英夫 日本大学理工学部教授
兵藤 哲朗 東京海洋大学海洋工学部教授
山内 弘隆 一橋大学大学院教授
専門委員
伊藤 香織 東京理科大学理工学部教授
大原 美保 (独)土木研究所水災害・リスクマネジメント国際研究センター水災害研究グループ主任研究員
加藤 浩徳 東京大学大学院工学系研究科教授
高柳 友子 (福)日本介助犬協会事務局長・医学博士
羽藤 英二 東京大学大学院工学系研究科教授
福井 泰代 (株)ナビット代表取締役

で、なぜ今年、交通政策審議会が提言を出すかと言うと、上記の第18号答申が関係しています。

第18号答申は、いま進められている整備について決めたものですが、そこから先の話は、次回に。

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